“売る”より“買う”を仕事にする。買取ビジネスの面白さ

“売る”より“買う”を仕事にする。買取ビジネスの面白さ

「営業」や「販売」と聞くと、多くの人は“売る仕事”を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、世の中には“買うこと”を仕事にしている人たちがいます。リユース業界の査定士(買取スタッフ)です。

お客様の大切なモノを引き取り、次の誰かへとつなげていく――そんな仕事が、今、注目を集めています。

本記事では、株式会社TH(おたからやFC)が取り組む「買取ビジネス」の仕組みややりがい、そして現場のリアルを紹介します。

目次

なぜ「買う仕事」が注目されているのか

商品写真

リユース市場が拡大する時代背景

いま、リユース業界は右肩上がりの成長を続けています。

背景にあるのは、SDGs(持続可能な開発目標)「もったいない文化」への関心の高まりです。
大量生産・大量消費の時代から、“良いものを長く使う”時代へ。

  • SDGsや環境意識の高まり
  • フリマアプリの普及による中古品への心理的ハードルの低下
  • 「もったいない」を大切にする価値観の再評価

市場規模は2023年時点で3兆円を超え、今後さらに拡大すると言われています。
こうした社会の流れの中で、「モノを買い取って再流通させる」ビジネスは、もはや一過性のブームではなく、持続可能なビジネスモデルとして定着しつつあるのです。

売るよりも“買う”側に価値が生まれる理由

「売る仕事」は、すでに価値が明確な商品をお客様に届ける仕事です。
一方で「買う仕事」は、まだ“価値が見えないモノ”に値段をつける仕事です。

査定士は、商品の状態や市場価格だけでなく、お客様の気持ちにも寄り添いながら判断します。
「どんな想いでこの時計を買ったのか」「なぜ今、手放そうと思ったのか」。
そこに耳を傾ける姿勢が、査定の質を左右します。

つまり、“買う仕事”とは、お金のやり取り以上に「人と向き合う仕事」なのです。

「売る」より「買う」仕事の本質とは

接客風景

買取は“モノ”ではなく“人”と向き合う仕事

査定士は、ただモノを見て値段をつける人ではありません。
実際の現場では、お客様と会話しながら、その人の人生の一部を預かる気持ちで向き合います。

  • 「結婚記念日に買ったネックレス」
  • 「子どもの大学進学のために手放すバッグ」

モノの背景には、必ず人のストーリーがあります。
そのストーリーを丁寧に汲み取ることで、数字以上の“信頼”が生まれるのです。

査定は交渉ではなく「信頼づくり」

査定士に必要なのは、「高く買うスキル」よりも「納得してもらう力」です。
査定額に納得できず、険しい表情をされるお客様もいます。
そんなときこそ、「なぜこの金額になるのか」をわかりやすく説明することが大切です。

数字だけを伝えるよりも、プロセスを丁寧にお伝えすることを大事にする。

信頼は一瞬では生まれません。
丁寧な説明と誠実な対応を続けていくうちに、「この人に任せてよかった」と感じてもらえるようになります。
“数字よりも人間関係”が価値になる仕事――それが、買取ビジネスの真髄です。

買取ビジネスのリアル──数字だけでは語れない現場の苦労

理想と現実のギャップ。思ったよりも“地味”な仕事

買取というと、テレビで見る「お宝発見!」のような華やかなイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし実際は、ひとつひとつの作業を丁寧にこなす“地味な努力の積み重ね”です。

  • 商品の真贋(本物かどうか)のチェック
  • 傷や汚れの確認
  • 市場相場との照合
  • データ入力や記録の管理

こうした細かい作業の正確さが、お客様の信頼につながります。
つまり、表舞台に立つ前に「見えない努力」を欠かさないことが、査定士の基礎力なのです。

お客様の期待とのズレに向き合う難しさ

査定の現場では、「思っていたより安い」と言われることもしばしばあります。
お客様の思い出や感情が金額に上乗せされている場合もあり、「気持ちはわかるけど、相場的に難しい」という板挟みになることも。

落ち込む日もありますが、そんな中で「説明の仕方を工夫する」「感情に寄り添う」力が磨かれていきます。

この経験が、他の仕事では得られない“人間力”を育ててくれるのです。

査定士が感じる“買う仕事”の面白さ

毎日が違う出会い。人とモノの物語に触れる

買取の仕事は、一日として同じ日はありません。
お客様も、モノも、ストーリーも、すべてが違うのです。

  • 「祖父が愛用していた懐中時計」
  • 「昔の夢を叶えるために買ったギター」
  • 「もう使わないけど、思い出が詰まった指輪」

ひとつひとつの品に、人の想いが宿っています。
それを次の誰かにつなぐ役割を担うことに、やりがいを感じる人は多いです。

査定を終えた後、「思い出を大切に扱ってくれてありがとう」と言われる瞬間があります。
たった一言ですが、それが明日のモチベーションになります。

お客様に寄り添う姿勢が認められたとき、数字では測れない“人の温かさ”を実感できるのです。

株式会社TH(おたからやFC)が描く“買う仕事”

現場で育つ、未経験からの査定士たち

株式会社THでは、未経験から始めた社員が多数活躍しています。
入社後の研修やOJTで、基礎知識・接客・査定スキルを一から学べます。
大切なのは「モノを見る目」よりも「人と向き合う姿勢」です。

  • 基礎知識を学べる研修
  • 先輩スタッフとのOJT
  • 定期的な振り返り・フィードバック

経験よりも“素直さと誠実さ”を重視し、成長をサポートする文化が根付いています。

失敗やクレームが、成長のチャンスになる

この仕事では、時にお客様から厳しい言葉をもらうこともあります。
けれど、THでは失敗を「次に活かす材料」として共有する文化があります。

「どう伝えればよかったか」「どんな言葉なら伝わったか」をチームで考える。

その積み重ねが、確実に成長につながるのです。

まとめ──“買う”を選ぶ人がこれからの時代を動かす

“買う仕事”は、モノを介して人の想いと社会をつなぐ仕事です。
売る側・買う側の関係ではなく、“共に次の価値をつくる関係”を築くことができます。

査定士という働き方も、ひとつの選択肢として知っていただけたら嬉しいです。

また、未経験から挑戦したい方を、株式会社THは積極的に歓迎しています。
ちょっと気になるな…と思っていただけたら、ぜひ一度THの求人ページものぞいてみてください。

あなたの第一歩を、THは全力で応援します。

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